浜松市では、こころの病を抱える方やそのご家族の経済的負担を軽減し、安心して療養に専念できるよう、複数の医療費助成制度を設けています。しかし、制度が複数あるため「自分はどの制度の対象になるのか」「どのような助成が受けられるのか」が分かりにくいと感じる方も少なくありません。
この記事では、2025年12月時点の最新情報に基づき、浜松市が提供する主要な精神障害者向けの医療費助成制度について、対象者、助成内容、手続き方法などを分かりやすく解説します。
まずはLINEで相談してみませんか?就労移行支援事業所「リライトキャンパス浜松駅南」の支援員へつながる、LINE公式アカウントはこちら
制度の概要:2つの主要な医療費助成制度
浜松市における精神障害を持つ方向けの医療費助成は、主に以下の2つの制度に分けられます。それぞれの制度は対象者や助成内容が異なるため、ご自身の状況に合った制度を確認することが重要です。
- 精神障害者入院医療費助成制度:精神科への長期入院に特化した助成制度。
- 重度心身障害者医療費助成制度:精神障害者保健福祉手帳1級をお持ちの方などが対象となる、入院・通院を幅広くカバーする制度。
次のセクションから、各制度の詳細を一つずつ見ていきましょう。
制度1:精神障害者入院医療費助成制度
この制度は、こころの病により精神科病院等へ長期入院する方の経済的負担を軽減することを目的としています。入院が1か月を超えた場合に、自己負担額の一部が助成されます。
まずはLINEで相談してみませんか?就労移行支援事業所「リライトキャンパス浜松駅南」の支援員へつながる、LINE公式アカウントはこちら
対象者
助成を受けるには、原則として以下の全ての条件を満たす必要があります。
- 浜松市内に住所を有していること
- 精神の障がいにより、同一の精神科病院(総合病院の精神科病棟を含む)に1か月を超えて入院していること
この制度には、年齢や所得に関する制限は特に設けられていません。
助成額と対象費用
助成額は、入院期間が1か月を超えた日の属する月から、1か月あたり最大10,000円です。
対象となるのは、保険診療における最終的な自己負担分です。高額療養費制度などが適用された後の金額に対して助成が行われます。食事療養費や保険適用外の費用(差額ベッド代など)は対象外となりますのでご注意ください。
申請手続きと必要書類
助成を受けるためには、申請手続きが必要です。申請は、入院月の翌月15日から起算して1年以内に行う必要があります。
手続きは、各区役所または行政センター内の福祉事業所社会福祉課の窓口で行います。申請に必要なものは以下の通りです。
- 浜松市精神障害者医療費助成申請書:医療機関による証明が必要です。
- 申請者(入院者本人)の健康保険証
- 申請者(入院者本人)の住所が確認できるもの
- 振込先口座が確認できるもの:申請者本人名義の通帳やキャッシュカードなど
申請書は浜松市のウェブサイトからダウンロードするか、窓口で入手できます。手続きは代理人でも可能です。
まずはLINEで相談してみませんか?就労移行支援事業所「リライトキャンパス浜松駅南」の支援員へつながる、LINE公式アカウントはこちら
制度2:重度心身障害者医療費助成制度
この制度は、重度の障がいを持つ方の医療費負担を軽減するためのもので、精神障害者保健福祉手帳1級をお持ちの方も対象に含まれます。入院だけでなく、通院や薬局での費用も助成の対象となる、より包括的な制度です。
対象者
精神障がいに関連する対象者は、精神障害者保健福祉手帳1級の交付を受けている方です。
ただし、この制度には所得制限があり、本人または扶養義務者の所得が一定額以上の場合、助成を受けられないことがあります。また、65歳以上で新規に手帳を取得した方は、市民税課税世帯に属する場合、入院費が助成対象外となるなどの条件がありますので、詳細は窓口での確認が必要です。
助成内容と自己負担額
この制度を利用すると、医療機関の窓口で「受給者証」を提示することで、自己負担が大幅に軽減されます。自己負担額は以下の通りです。
- 通院:1医療機関ごとに月500円まで(乳幼児は無料)
- 入院:
- 20歳未満:自己負担なし
- 20歳以上:1日500円(月上限5,000円)
- 薬局:自己負担なし
助成の対象は、医療保険が適用される医療費や薬剤費です。治療用装具の購入費なども対象となりますが、保険適用外の費用は自己負担となります。
助成方法
助成方法は、医療機関の所在地によって異なります。
- 現物給付(浜松市内の医療機関):窓口で「健康保険証」と「重度心身障害者医療費助成金受給者証」を提示し、上記の自己負担額のみを支払います。マイナンバーカードを保険証として利用している場合でも、受給者証の提示は必要です。
- 自動償還払い(浜松市外・静岡県内の医療機関):窓口で一旦、保険診療の自己負担額を全額支払います。後日(約3か月後)、自己負担上限額を差し引いた金額が、事前に届け出た口座に自動的に振り込まれます。
- 償還払い(静岡県外の医療機関など):県外での受診や、はり・きゅう・マッサージの施術、治療用装具の購入などの場合は、一旦全額を自己負担し、後日、領収書などを添えて窓口で申請手続きを行う必要があります。
この制度を利用するには、まず「重度心身障害者医療費助成金受給者証」の交付を受けるための新規登録が必要です。
まとめと相談窓口
浜松市では、精神的な障がいを持つ方々の医療費負担を軽減するため、状況に応じた手厚い助成制度が用意されています。
長期入院の場合は「精神障害者入院医療費助成制度」(月最大1万円)、精神障害者保健福祉手帳1級をお持ちの場合は「重度心身障害者医療費助成制度」(通院・入院の自己負担を大幅軽減)が主な選択肢となります。
どちらの制度が利用できるか、また具体的な手続きについて不明な点がある場合は、お住まいの地域の福祉事業所へ相談することをお勧めします。専門の職員が、個々の状況に合わせた最適なサポートを案内してくれます。
まずはLINEで相談してみませんか?就労移行支援事業所「リライトキャンパス浜松駅南」の支援員へつながる、LINE公式アカウントはこちら
主な相談窓口
- 中央福祉事業所 社会福祉課
- 中央区役所内: 053-457-2058
- 東行政センター内: 053-424-0176
- 西行政センター内: 053-597-1159
- 南行政センター内: 053-425-1485
- 浜名福祉事業所 社会福祉課
- 浜名区役所内: 053-585-1697
- 北行政センター内: 053-523-2898
- 天竜福祉事業所 社会福祉課
- 天竜区役所内: 053-922-0024
※連絡先は浜松市公式サイト(2025年4月11日更新情報)に基づきます。
まずはLINEで相談してみませんか?就労移行支援事業所「リライトキャンパス浜松駅南」の支援員へつながる、LINE公式アカウントはこちら


コメント