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高度人材ポイント制とIT資格の関係を正しく理解しよう
「高度人材ポイント制でIT資格は何ポイントもらえるの?」「どの資格を取ればビザ取得に有利になる?」こうした疑問を持つ方は非常に多いです。
日本で働く外国人IT人材にとって、高度専門職ビザは大きなメリットがあります。在留期間が5年になるほか、配偶者の就労許可や永住権取得の優遇など、多くの特典が得られます。しかし、この制度のポイント計算は複雑で、特にIT資格がどのように評価されるのか分かりにくいのが現状です。
この記事では、高度人材ポイント制で加算対象となるIT資格を完全網羅した一覧をお届けします。資格ごとの加算ポイント数、難易度、取得にかかる費用や期間まで、実践的な情報を余すことなく解説します。これを読めば、自分に最適なIT資格の取得戦略が明確になるはずです。
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高度人材ポイント制の基本とIT資格が評価される仕組み
まず、高度人材ポイント制の基本的な仕組みを押さえておきましょう。この制度を正しく理解することが、効率的なポイント獲得への第一歩です。
高度人材ポイント制とは
高度人材ポイント制は、出入国在留管理庁が運用する制度です。外国人の学歴・職歴・年収・年齢・資格などを点数化し、合計が70ポイント以上で「高度専門職1号」、80ポイント以上で永住許可の優遇対象となります。
高度専門職には以下の3つの活動類型があります。
| 活動類型 | 対象となる活動内容 | IT人材との関連性 |
|---|---|---|
| 高度学術研究活動(イ) | 大学・研究機関での研究活動 | AI・データサイエンス研究者 |
| 高度専門・技術活動(ロ) | 企業での専門的・技術的業務 | IT人材に最も関連が深い |
| 高度経営・管理活動(ハ) | 企業の経営・管理業務 | ITスタートアップ経営者 |
多くのIT人材は「高度専門・技術活動(ロ)」に該当します。この類型ではIT関連の資格がボーナス加算の対象になるため、資格の取得が非常に有効です。
IT資格がポイント加算される仕組み
ポイント計算表では「資格」の項目が設けられています。IT関連の資格は主に以下の2つのカテゴリーで加算されます。
- 国家資格の保有:日本の情報処理技術者試験の上位資格が対象
- 日本の国家資格に準ずる外国の資格:国際的に認知されたIT資格が対象
特に注目すべきは、IT国家資格を2つ以上保有している場合に10ポイントが加算される点です。1つの資格では5ポイントですが、もう1つ取得するだけで倍の10ポイントになります。この差は、70ポイントの壁を突破する上で非常に大きいです。
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高度人材ポイント加算対象のIT資格一覧【国家資格編】
ここからが本記事の核心部分です。高度人材ポイント制で加算対象となる日本のIT国家資格を一覧で紹介します。
情報処理技術者試験(上位資格)
経済産業省が実施する情報処理技術者試験のうち、高度試験に分類される資格がポイント加算の対象です。以下が対象となる全資格の一覧です。
| 資格名 | 加算ポイント | 試験実施時期 | 合格率(目安) |
|---|---|---|---|
| ITストラテジスト試験(ST) | 5ポイント(※) | 秋期(10月) | 約15% |
| システムアーキテクト試験(SA) | 5ポイント(※) | 秋期(10月) | 約15% |
| プロジェクトマネージャ試験(PM) | 5ポイント(※) | 秋期(10月) | 約14% |
| ネットワークスペシャリスト試験(NW) | 5ポイント(※) | 春期(4月) | 約14% |
| データベーススペシャリスト試験(DB) | 5ポイント(※) | 秋期(10月) | 約17% |
| エンベデッドシステムスペシャリスト試験(ES) | 5ポイント(※) | 秋期(10月) | 約17% |
| ITサービスマネージャ試験(SM) | 5ポイント(※) | 春期(4月) | 約14% |
| システム監査技術者試験(AU) | 5ポイント(※) | 秋期(10月) | 約15% |
| 情報処理安全確保支援士試験(SC) | 5ポイント(※) | 春期・秋期 | 約20% |
※2つ以上の資格を保有している場合は合計10ポイントに加算されます。
これらの資格は、いずれもITスキル標準(ITSS)のレベル4に相当する高度な資格です。合格率は概ね14〜20%程度と難関ですが、その分ポイント加算の対象として認められています。
情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)の特別な位置づけ
情報処理安全確保支援士は、上記の試験の中でも特殊な存在です。この資格には以下の特徴があります。
- 年2回受験できるため、取得チャンスが多い
- 合格率が約20%と高度試験の中ではやや高め
- サイバーセキュリティ人材の需要増加で価値が高まっている
- 登録制の「士業」資格であり、名称独占資格でもある
特に外国人IT人材にとっては、最も取得しやすい高度試験として注目されています。年2回の受験機会があるため、計画的に準備すれば比較的短期間で合格を目指せます。
基本情報技術者・応用情報技術者は対象外?
よくある疑問として、「基本情報技術者試験や応用情報技術者試験は対象にならないのか?」というものがあります。結論から言うと、これらの資格は高度人材ポイント制の加算対象にはなりません。
加算対象となるのは「高度試験」に分類される資格のみです。ただし、応用情報技術者試験は高度試験の受験に向けた基礎固めとして非常に有効です。段階的にスキルアップしていく戦略を考えましょう。
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高度人材ポイント加算対象のIT資格一覧【国際資格編】
日本の国家資格だけでなく、国際的に認知されたIT資格もポイント加算の対象になる場合があります。ただし、ここには重要な注意点があります。
国際IT資格の評価基準
高度人材ポイント制では、「日本の国家資格に相当する外国の資格」が加算対象となります。具体的には、アジア共通統一試験(ITPEC)との相互認証の枠組みが重要です。
ITPEC(Information Technology Professionals Examination Council)は、日本の情報処理技術者試験と同等レベルの試験を各国で実施する枠組みです。以下の国・地域のIT資格が相互認証の対象となっています。
| 国・地域 | 相互認証の対象試験 | 日本の同等資格 |
|---|---|---|
| フィリピン | ITPEC各試験 | 基本情報〜高度試験 |
| ベトナム | ITPEC各試験 | 基本情報〜高度試験 |
| ミャンマー | ITPEC各試験 | 基本情報〜高度試験 |
| タイ | ITPEC各試験 | 基本情報〜高度試験 |
| モンゴル | ITPEC各試験 | 基本情報〜高度試験 |
| バングラデシュ | ITPEC各試験 | 基本情報〜高度試験 |
| マレーシア | ITPEC各試験 | 基本情報〜高度試験 |
ただし、高度人材ポイントの加算対象となるのは、あくまで高度試験レベルに相当する資格です。基本情報レベルの試験に合格しただけではポイント加算にはなりません。
グローバルベンダー資格の扱い
AWS認定ソリューションアーキテクト、Google Cloud Professional、Cisco CCIE、Microsoft Azure認定資格など、グローバルなベンダー資格は非常に価値の高い資格です。しかし、これらは現行の高度人材ポイント制では直接的な加算対象になっていないという点に注意が必要です。
ただし、これらの資格は以下の点で間接的に高度人材ビザの取得を後押しします。
- 年収アップに直結:ベンダー資格保有者は年収が高い傾向にあり、年収のポイント加算に貢献
- 採用時の評価向上:より高い年収を提示される可能性が上がる
- 職務内容の高度化:専門性の高い業務に従事できるため、申請書類の説得力が増す
つまり、ベンダー資格は「直接ポイントにはならないが、間接的にポイント獲得を支援する」存在と言えます。
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ポイント加算を最大化するIT資格の取得戦略
ここでは、効率的にポイントを獲得するための具体的な戦略を解説します。闇雲に資格を取るのではなく、計画的なアプローチが重要です。
戦略1:2つの高度試験合格で10ポイントを狙う
最も効率的な戦略は、高度試験を2つ取得して10ポイントを獲得することです。1つだけでは5ポイントですが、2つ取ると10ポイントになります。この5ポイントの差は非常に大きいです。
おすすめの組み合わせは以下の通りです。
| 組み合わせ | おすすめの理由 | 取得期間の目安 |
|---|---|---|
| 情報処理安全確保支援士 + ネットワークスペシャリスト | セキュリティとネットワークは知識の重複が多く、効率的に学習可能 | 約1年〜1年半 |
| 情報処理安全確保支援士 + データベーススペシャリスト | セキュリティは汎用性が高く、DB知識はバックエンドエンジニアに直結 | 約1年〜1年半 |
| プロジェクトマネージャ + システムアーキテクト | マネジメント系とテクニカル系の組み合わせで幅広いスキルを証明 | 約1年半〜2年 |
戦略2:IT資格と他の加算項目を組み合わせる
IT資格だけで70ポイントを達成する必要はありません。他の加算項目と上手に組み合わせることが現実的です。
IT人材の一般的なポイント構成例を見てみましょう。
| 項目 | 条件 | 獲得ポイント |
|---|---|---|
| 学歴 | 修士号 | 20ポイント |
| 職歴 | 7年以上 | 15ポイント |
| 年収 | 600万円(30〜34歳の場合) | 10ポイント |
| 年齢 | 30〜34歳 | 5ポイント |
| IT資格 | 高度試験2つ保有 | 10ポイント |
| 日本語能力 | JLPT N1 | 15ポイント |
| 合計 | 75ポイント |
この例では、IT資格2つで獲得した10ポイントが70ポイント突破に大きく貢献しています。もし資格が1つだけだった場合は70ポイントとなり、ギリギリのラインです。2つ目の資格を取得しておく安心感は大きいでしょう。
戦略3:日本語能力試験(JLPT)との併用
IT資格の取得と並行して、日本語能力試験(JLPT)N1を取得することも強力な戦略です。JLPT N1は15ポイント、N2でも10ポイントが加算されます。
外国人IT人材にとって、日本語能力の向上は資格取得のためだけでなく、日本での就労やキャリア形成全般に役立ちます。IT資格とJLPTの両方を計画的に取得していくことで、ポイントを大幅に積み上げられます。
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IT資格ごとの難易度・学習時間・おすすめ教材
ポイント加算対象のIT資格を取得するには、相応の準備が必要です。ここでは各資格の実践的な攻略情報を提供します。
情報処理安全確保支援士(SC)
高度試験の中で最も取得しやすいとされる資格です。外国人IT人材に最初におすすめしたい資格です。
- 学習時間の目安:200〜400時間(応用情報レベルの知識がある場合)
- 試験形式:午前I(マーク式)、午前II(マーク式)、午後(記述式)
- 特徴:セキュリティ分野に特化しているため、学習範囲が比較的絞りやすい
- 受験料:7,500円(税込)
- おすすめ教材:「情報処理安全確保支援士 合格教本」「ポケットスタディ」
午後試験は日本語の長文読解と記述が求められます。そのため、日本語力に不安がある場合は、まず日本語の技術文書を読む練習から始めることをおすすめします。
ネットワークスペシャリスト(NW)
インフラエンジニアやネットワークエンジニアに特におすすめの資格です。
- 学習時間の目安:300〜500時間
- 試験形式:午前I(マーク式)、午前II(マーク式)、午後I(記述式)、午後II(記述式)
- 特徴:TCP/IP、ルーティング、VPN、無線LANなどの実務知識が直接問われる
- 受験料:7,500円(税込)
- おすすめ教材:「マスタリングTCP/IP」「ネスペの基礎力」シリーズ
CiscoのCCNAやCCNPの学習経験がある方は、知識の重複が多いため比較的有利です。
データベーススペシャリスト(DB)
バックエンドエンジニアやデータエンジニアにおすすめです。
- 学習時間の目安:300〜500時間
- 試験形式:午前I(マーク式)、午前II(マーク式)、午後I(記述式)、午後II(記述式)
- 特徴:正規化理論、SQL、データモデリング、パフォーマンスチューニングなど実践的
- 受験料:7,500円(税込)
- おすすめ教材:「データベーススペシャリスト 合格教本」「徹底解説 データベーススペシャリスト」
プロジェクトマネージャ(PM)
リーダー経験やマネジメント経験のあるIT人材に向いています。
- 学習時間の目安:300〜500時間
- 試験形式:午前I(マーク式)、午前II(マーク式)、午後I(記述式)、午後II(論述式)
- 特徴:午後IIは2,000〜3,000字の論文を手書きで書く必要がある
- 受験料:7,500円(税込)
論述式の試験があるため、日本語の作文力が求められます。日本語が母語でない方にとってはハードルが高めですが、合格できれば大きなアピールポイントになります。
効率的な学習スケジュール例
2つの高度試験を1年半で取得する場合の学習スケジュール例を紹介します。
| 時期 | 学習内容 | 目標 |
|---|---|---|
| 1〜3ヶ月目 | 応用情報技術者レベルの基礎固め | 午前I免除の知識習得 |
| 4〜6ヶ月目 | 情報処理安全確保支援士の対策 | 春期試験で合格 |
| 7〜9ヶ月目 | 合格発表後、2つ目の資格対策開始 | 次の試験に向けた準備 |
| 10〜12ヶ月目 | ネットワークスペシャリストまたはDBスペシャリストの対策 | 秋期試験(または翌年春期)で合格 |
なお、情報処理安全確保支援士に合格すると、2年間は他の高度試験の午前I試験が免除されます。この制度を活用すれば、2つ目の資格の学習負担を大幅に軽減できます。
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IT資格以外で高度人材ポイントを稼ぐ方法
IT資格の取得だけでは70ポイントに届かない場合もあります。その場合は、他の項目でポイントを積み上げましょう。
年収アップでポイント加算
年収はポイント計算において大きなウェイトを占めます。IT業界では転職によって年収が上がるケースが多いです。
- 年収400万円〜:10ポイント(年齢による)
- 年収600万円〜:15〜20ポイント(年齢による)
- 年収800万円〜:25ポイント(年齢による)
- 年収1,000万円以上:30〜40ポイント(年齢による)
スキルアップによる年収向上とIT資格の取得を同時に進めることで、効率的にポイントを積み上げられます。
学歴による加算
最終学歴によるポイントも大きいです。博士号は30ポイント、修士号は20ポイント、学士号は10ポイントが加算されます。
すでに学士号を持っている方は、日本の大学院で修士号を取得するという選択肢もあります。社会人大学院やオンライン大学院を活用すれば、働きながらの取得も可能です。
特別加算ポイント
以下の項目でもボーナスポイントが得られます。
- イノベーション促進支援措置:法務大臣が告示で定める大学を卒業している場合、10ポイント加算
- 試験研究費等比率が3%超の企業:所属企業がイノベーション促進の要件を満たす場合、5ポイント加算
- 日本の大学卒業:10ポイント加算
- JICAの研修修了:5ポイント加算
自分が該当する項目がないか、一度チェックしてみることをおすすめします。意外と見落としている加算項目があるかもしれません。
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高度専門職ビザ取得までの具体的なステップ
IT資格を取得してポイントが70点以上に達したら、いよいよビザの申請です。ここでは申請の流れを具体的に解説します。
ステップ1:ポイント計算表での自己診断
出入国在留管理庁のウェブサイトにポイント計算表が公開されています。まず自分で計算し、70ポイントに達しているか確認しましょう。
計算の際には以下の点に注意してください。
- 年収は「見込み年収」で計算する(ボーナスを含む)
- IT資格は証明書の原本が必要
- 日本語能力はJLPTの合格証明書が必要
ステップ2:必要書類の準備
高度専門職ビザの申請に必要な主な書類は以下の通りです。
- 在留資格認定証明書交付申請書
- ポイント計算表と各項目の立証資料
- IT資格の合格証明書(原本またはコピー)
- 雇用契約書または採用内定通知書
- 企業の登記事項証明書
- 年収を証明する書類
- パスポートのコピー
- 証明写真
ステップ3:申請と審査
書類が揃ったら、管轄の出入国在留管理局に申請します。審査期間は通常1〜3ヶ月程度ですが、高度専門職は優先処理の対象となるため、他の在留資格よりも審査が早い傾向にあります。
ステップ4:高度専門職1号から2号へのステップアップ
高度専門職1号で3年以上活動した場合、高度専門職2号への変更が可能です。2号になると在留期間が無期限になるという大きなメリットがあります。
また、高度人材としてのポイントが80点以上の場合は1年、70点以上の場合は3年で永住権の申請が可能になります。通常の10年と比べて大幅に短縮される点は、高度人材制度の最大のメリットの一つです。
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2024年最新動向:IT資格と高度人材制度の今後
高度人材制度とIT資格を取り巻く環境は常に変化しています。最新の動向を押さえておきましょう。
デジタル人材の需要増加と制度の拡充
日本政府はデジタル人材の確保を最重要課題の一つとしています。経済産業省の試算によると、2030年には日本で最大79万人のIT人材が不足すると予測されています。この危機感から、高度外国人材の受け入れ促進策が年々強化されています。
具体的には、以下のような動きがあります。
- 特別高度人材制度(J-Skip)の新設:年収2,000万円以上または修士号+年収1,000万円以上で、ポイント計算なしに高度専門職が取得可能
- 未来創造人材制度(J-Find):世界トップ大学の卒業生に対する優遇措置
- デジタルノマドビザの新設:IT人材のリモートワークを支援
AI・データサイエンス関連資格の将来性
今後、AI・データサイエンス関連の資格が高度人材ポイント制の対象に追加される可能性があります。特に以下の分野の資格は注目です。
- G検定・E資格(日本ディープラーニング協会)
- データサイエンティスト検定
- 統計検定(準1級以上)
これらは現時点では直接的なポイント加算対象ではありませんが、IT人材としてのスキルを証明する上で有効です。制度改正の動向を注視しておきましょう。
情報処理技術者試験の制度変更
情報処理技術者試験は定期的に制度が見直されています。2023年には基本情報技術者試験がCBT方式(通年受験可能)に移行しました。今後、高度試験にもCBT化の波が来る可能性があります。
受験機会が増えれば、資格取得のハードルが下がります。最新の試験情報はIPA(情報処理推進機構)の公式サイトで確認するようにしてください。
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まとめ:高度人材のIT資格取得は計画的に進めよう
この記事で解説した内容のポイントを整理します。
- 高度人材ポイント制では、情報処理技術者試験の高度試験がIT資格として加算対象になる
- 加算対象のIT資格は、ITストラテジスト・システムアーキテクト・プロジェクトマネージャ・ネットワークスペシャリスト・データベーススペシャリスト・エンベデッドシステムスペシャリスト・ITサービスマネージャ・システム監査技術者・情報処理安全確保支援士の9資格
- 1資格で5ポイント、2資格以上で10ポイントが加算される
- 最も取得しやすいのは情報処理安全確保支援士(年2回受験可、合格率約20%)
- AWSやCiscoなどのベンダー資格は直接のポイント加算対象ではないが、年収向上を通じて間接的に貢献
- IT資格と日本語能力試験(JLPT)を組み合わせる戦略が非常に効果的
- 70ポイントで高度専門職1号、80ポイントで1年での永住権申請が可能
高度専門職ビザの取得は、日本でのキャリアを大きく広げる重要なステップです。IT資格の取得は時間と努力が必要ですが、その分確実にポイントとして評価されます。この記事を参考に、自分に最適な資格取得計画を立ててみてください。
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よくある質問(FAQ)
高度人材ポイント制でポイント加算されるIT資格はどれですか?
情報処理技術者試験の高度試験9区分が加算対象です。具体的には、ITストラテジスト、システムアーキテクト、プロジェクトマネージャ、ネットワークスペシャリスト、データベーススペシャリスト、エンベデッドシステムスペシャリスト、ITサービスマネージャ、システム監査技術者、情報処理安全確保支援士です。1資格で5ポイント、2資格以上で10ポイントが加算されます。
AWS認定資格やCisco CCIEなどのベンダー資格はポイント加算の対象になりますか?
現行の高度人材ポイント制では、AWSやCisco、Google Cloud、Microsoftなどのグローバルベンダー資格は直接的なポイント加算対象にはなっていません。ただし、これらの資格はスキルの証明となり年収アップにつながるため、年収の項目で間接的にポイント獲得に貢献します。
基本情報技術者試験や応用情報技術者試験はポイント加算の対象ですか?
いいえ、基本情報技術者試験と応用情報技術者試験は高度人材ポイント制の加算対象にはなりません。加算対象となるのは「高度試験」に分類される資格のみです。ただし、応用情報技術者試験は高度試験受験の前段階として有効ですので、段階的なスキルアップの計画に組み込むことをおすすめします。
外国人IT人材が最も取得しやすい高度試験はどれですか?
情報処理安全確保支援士試験(SC)が最も取得しやすいとされています。年2回(春期・秋期)受験できるため挑戦の機会が多く、合格率も約20%と高度試験の中ではやや高めです。セキュリティ分野に特化しているため学習範囲も絞りやすいのがメリットです。ただし、午後試験は日本語での記述が必要なため、一定の日本語力が求められます。
高度人材ポイントは合計何点あれば高度専門職ビザを取得できますか?
合計70ポイント以上で高度専門職1号の在留資格が取得できます。さらに80ポイント以上の場合は、わずか1年で永住権の申請が可能になるという大きな優遇があります。70ポイント以上80ポイント未満の場合は、3年で永住権の申請が可能です。通常の10年と比較すると大幅に短縮されるため、IT資格の取得によるポイント加算は非常に価値があります。
IT資格2つで10ポイントを効率的に獲得するおすすめの組み合わせは?
最もおすすめなのは「情報処理安全確保支援士+ネットワークスペシャリスト」の組み合わせです。セキュリティとネットワークは知識が重複する部分が多く、効率的に学習できます。情報処理安全確保支援士を先に取得すると、2年間は他の高度試験の午前I試験が免除されるため、2つ目の資格の学習負担を軽減できるメリットもあります。取得期間の目安は約1年〜1年半です。
高度人材ポイント制の対象となる海外のIT資格はありますか?
ITPEC(アジア共通統一試験)の枠組みで日本の情報処理技術者試験と相互認証されている資格が対象となる場合があります。フィリピン、ベトナム、タイ、ミャンマー、モンゴル、バングラデシュ、マレーシアなどの国で実施されるITPEC試験が該当します。ただし、ポイント加算の対象となるのは高度試験レベルに相当する資格のみです。詳細は出入国在留管理庁に確認することをおすすめします。

